とことん振りかぶりたくて、色々晒せないようなものを更新しようと思って作ったもの。一般な人はバック!
ミハベ注意報!!
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ついかっとなってやった。笑
ずーっと話考えてて、書きたかったやつだから絶対終わらせたい。
ハルアベです。
なんか矛盾してるとこいっぱいあります。
ハルアベです。(しつこい)
おkな人は続きからどうぞ^^
暑い。
太陽というものは本当に容赦の無いものだと思う。
そして、こんな照りつける太陽が真上を少しずれた時間に野外で体育とは、教員も容赦の無い。
手に傘、そして空
授業が始まって30分は経過しようとしているが、もう全身の水分吸い取られてしまったのではないかと思うほど体温も気温も上がり、白と黒のボールを転がすサッカーをチーム対抗で行っている様子でさえ蜃気楼越しに見えてきた。
重くなってきた頭をゆっくりと上げて辺りを見渡すと、ほとんどの生徒はぐったりとうな垂れ、授業が開始するときは居た生徒が居なくなっているという現象も起きていた。きっと、日陰にでも避難したのであろう。
一人や二人、この大人数の中から避難したとしても誰も気付かない。
「(水飲むぐらい、いいだろ…)」
このままでは、本当に蜃気楼の中へ吸い込まれてしまう様でぐっと頭より重い腰を上げ立ち上がるとグラウンドにぱらぱらと散らばる砂を取り払い、校舎の方へと歩みを進めていった。
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蛇口を捻れば、光が反射した水が勢いよく流れ出しきらきらと輝いていたが、そのようなことは考える暇も無く一刻も早く蒸発した水分を取り戻したく、急いで口に含んだ。
そして、十分に喉が潤い付近の木陰に座り込み、今度は上がりに上がった体温の回復を行う。
その手助けをするように、強く感じるほどでもない風が吹き足元の芝生を小さく揺らした。
足元を見て、向こうに反射して見える廊下の窓を見て、一気に三階の方向まで首を向けると人影が視界に入った。
その人影は、自分を見るなりゆっくりと移動し、やがて見えなくなっていた。
「…サボりか」
この時間に人通りの少ない三階の廊下を歩いているなんて、と考えたが今の自分の立場と大して変わらないと小さく笑うと、その思考を止めた。
「何やってんの」
「っうお!」
背後から、聞いたような聞かないような声を掛けられ驚きのあまり引っ込みそうであった汗が一瞬吹き出た感触があった。後ろを振り向くと、すぐ自分の背にあった窓から先程の人物がしゃがみこみ自分を見ていた。
暑そうに片手は自分の顔元を仰ぎ、袖はほぼ全開まで捲くられている。
間違いなくこの人は、自分とバッテリーを組んでいる…というか組んでやっている人であった。
「…アンタこそ何やってんスか」
「サボり、おまえもだろ。」
「俺は…休憩です」
「嘘だろ」
「嘘じゃないです」
「あーあー、そー生意気なことばっか言ってると、タカヤがサボってますって言いつけっけど」
「そんなこと言ったら、アンタも同罪で怒られるじゃないですか」
「あ、そっか」
くくく、と笑みを零す。
少し首を垂れて笑みを零すものだから、汗で項にはりついた髪が目に入る。
きっとこの人のサボりの理由は、暑くなって、いらいらして、教室を飛び出したのであろう。
そう、発言したら何故解った、と言わんばかりに「生意気なんだよ、おめーはよ」と額を弾かれた。
いつもなら、反撃しもう少し口喧嘩が続くであろうが、先程からしきり無く送られる風が心地よく、そんなものどうでも良くなった。
つづく~
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